2011年7月13日水曜日

日常的にできる放射線対策: 体外への排出3

放射性物質の体外への排出に、食物繊維のペクチンやアルギン酸が有効であると先に述べましたが、実は食物繊維だけでは不十分です。これがいくら放射性物質を餅のように絡め取ってくれても、腸の調子が悪くて、便が腸内にため込まれて固まった状態、つまり便秘状態になっていると、体外へ排出されず腸内に長く留まってしまいます。日頃から便秘がちな人は、これを改善させる必要があります。

食物繊維以外で重要なのは、まず便を軟らかくするのに必要な水分。特に夏は脱水状態になりやすいので、こまめに補給する必要があります。
あとは、腸の働きをよくして排出運動を活発にさせる事が必要なのですが、これに必要な成分は非常に多くあります。例えば、酢酸などの有機酸、果糖、ビタミン類、オリゴ糖などです。この中で特に重要なのはビタミン類だといわれています。ビタミン類は便秘解消以外にも健康維持に大変重要な役割を果たしていますので、別の機会にまた取り上げたいと思います。