とりあえず、現時点で信頼できる情報を元にして、考えてみます。重大な原発事故などの緊急事態を想定した場合の数値は、以下のように定まっています。
緊急時: 20~100mSV /年
収束時: 1~20mSV/年
緊急時であれば20mSVは最も低い値なので、完全に安全なレベルです。しかし、この緊急時の値は、実は、事故発生から1~2週間(長くても1ヶ月)程度に限って適用されるものなので、事故が長期にわたった場合は収束時の値で考えないといけません。すると今度は、20mSVは最も高い値になるので、単純に安全とは言い切れなくなってきます。
ところで、レントゲン技師などの放射線従事者が浴びている放射線は約5mSV/年なので、このレベルまでなら安全と言えます。また、子供は大人より2~3倍放射線の影響を受けやすいと報告されています。
これらの情報を踏まえると、安全を最優先するなら、大人5mSV、子供1~2mSVと設定するのが理想的だと思います。
ただし、ここまで厳しく設定すると、誰も全く外出できなくなって当面の生活に支障が出る恐れはあります。この現実面を考えると、とりあえず20mSV/年と設定するのもあながち間違っているとは言えません。暫定的に設定して理想値まで下げていくという方針も理解できなくはないです。
ただし、上述のように子供は影響を受けやすいので、大人20mSVと設定するのであれば、子供は5~10mSVくらいに設定すべきだと思います。さらに、この値は期限付きで適用し、それを超えても事態が収束せずに放射線量が下がらないのであれば、生活より安全を優先して設定値を下げるか、思い切って子供だけでも学童疎開(?)みたいなことも必要になるかもしれません。
福島の放射能汚染マップによると、国が定めた避難区域以外でも、福島市、二本松市、郡山市を含む一帯の放射線量が結構高く、計算すると15~20mSV/年くらいになるのがわかります。ついで、いわき、白河、会津若松周辺が高く、3.5~4mSV/年くらいになります。
気になるのは、この測定値が地表1mの値であることと、関東の一部に意外と放射線量の高い場所があることです。これについては、後で別にコメントします。
お子さんは、親御さんからしたら
返信削除未来を阻む可能性は0にしたい!が本音ですよね
最大限、親御さんの力でなんとか
したとしえも、できない方にはなんらかの
策が必要ですよね
戦時中の学童疎開のような感じでしょうか?
ブログに障害が発生し、コメント遅れましたm(_ _)m
返信削除戦中の学童疎開は、戦火の及ばない田舎への避難だったらしいです。
もしも疎開が現実になったら、単なる避難だけでなく、有意義なものにしてほしいです。例えば、どこかで外国人と交流できれば。。。小学校の英語必須化なんかより、よっぽど国際化教育できます。それが無理なら、岩手や宮城へ行って被災者と交流するとか。被災者同士でしかわからないこともあると思いますから。