2011年7月31日日曜日

日常的にできる放射線対策: 放射線の影響を減らす

日常的にできる放射線対策、4番目の「放射性物質の発する放射線の影響を減らす」について、最後に紹介します。

これについて効果のあるものは、結論から言って、ずばり「抗酸化物質」です。
この言葉、マスコミでも時々とりあげられるので、聞いた事のある人も少なくないと思います。
放射線の発がんの仕組みのところで述べましたが、放射線を浴びると、体内の水(人の体は約60%が水分)が分解されて活性酸素が生じ、この活性酸素がDNAや細胞壁を攻撃して傷つけます。ということは、この活性酸素を消去する物質、つまり抗酸化物質なら、放射線の人体への影響を減らす事ができるのでは?と思いつきました。
実際に、ロシアの学者からチェルノブイリの体験を経たアドバイスとして「発がん予防として、抗酸化物質も役に立つでしょう。抗発がん効果の他、被曝による加速的老化からも保護します」と指摘されています。
(参考)現代化学 2011年5月号 p.38
http://www.bioweb.ne.jp/content/gendai/gendai1105.html

抗酸化物質としては、ビタミンC,E、カロチン、ポリフェノールなど色々なものが挙げられます。具体的にどんな食品がよいかについては、要望があれば、追々紹介します。